月刊建築技術 2023年11月号

月刊建築技術 2023年11月号

2,200円(税込)

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合計2,200円(税込)
ジャンル月刊建築技術
出版年月日2023/10/17
書店発売日2023/10/17
ISBN4910033251132
ページ数166ページ
在庫在庫あり

このの内容

・非住宅木造建築は、近年の建築業界において中心的なテーマの一つである。その背景には、政策やカーボンニュートラル社会の実現、新材料など、多様な要因がある。また、最近では、建築主も積極的に木材を利用(部分的な利用も含めて)する動きも出てきている。一方で、非住宅木造建築には課題も多い。
それは、サプライチェーンや安定供給、積算基準などの整備など、多様である。本特集では、非住宅木造を後押しする社会的な背景や、建築主の狙いを紹介するとともに、非住宅木造を取り巻く課題を整理し、その解決策を考察する。

目次

Ⅰ.中低層木造建築の材料供給│大橋好光 ……50 Ⅱ.木造建築推進の意義  カーボンニュートラルと木造建築の関係│有馬孝 ……54  脱炭素と木造建築のデータ│中島史郎 ……56  建物の木材利用が室内環境や人に与える影響│恒次祐子 ……62 Ⅲ.建築主が進める木材利用促進の狙い  木材を活用した郵便局の設計│冨永初穂+上牧岳彦 ……66  FSC認証木材の店舗への利用│高橋善彦 ……69 Ⅳ.地域間連携でつくる非住宅木造建築  制度をうまく使う│長野麻子 ……72  地域間連携でつくる小規模工務店による非住宅木造建築のポイント│鎌田晃輔 ……76  情報共有プラットフォーム│小柳雄平 ……78  産直住宅のサプライチェーンから学ぶ点とその限界│鈴木 進 ……80  材料ポータル│大橋好光 ……82 Ⅴ.サプライチェーン効率化のポイント  大規模CLTユニット工法│佐藤靖宏 ……84  MEC Industryの取組み│小野英雄 ……88  地域材SCのマネージメント│中村公子 ……92  木造非住宅 サプライチェーン効率化のポイント│野田康宏 ……96 Ⅵ.木材の安定供給を支える仕組み  持続可能な木材の供給・利用に向けて│土居隆行 ……98  木材流通の現状と課題・対策│鈴木信哉 ……100  建材商社の木材調達の課題とこれからの流通の役割│青木良篤+宮代博幸 ……102  国産材の問題点はなにか│二ノ宮泰爾 ……107 Ⅶ.木材利用の裾野を広げる小規模・中規模の非住宅木造の試設計  小規模モデルの概要│大倉靖彦+山口克己+塙 加寿雄 ……108  主に国産材の製材・集成材を適材適所に活用した和小屋組架構による事務所│功刀友輔 ……110  地域産材・集成材を用いたラーメン構造による大開口を実現した架構│安達広幸 ……112  国産材による柱とトラスを現しとした,親しみと開放感のある  事務所の実現│大倉靖彦+山口克己+塙 加寿雄 ……115  中規模ビルモデルの概要│山代 悟 ……118  LVL壁柱による木造建築ユニットで構成された都市木造オフィス│山代 悟 ……121  全層木造架構による4階建事務所ビル│永井敏浩+前田賢治 ……124  在来軸組み工法をベースとしてフレキシブルな空間を有する  木造4階建事務所モデル│浅井 透 ……126 Ⅷ.新たに追加制定された木構造の積算基準│浦江真人+加納恒也 ……128 【architectural design】 AEAJ Green Terrace│隈研吾建築都市設計事務所 ……12 神宮前に生まれた105角の森│太田雄太郎 ……22 AEAJ Green Terraceの構造│江尻憲泰+府金春薫+並木紘子 ……23 RC・鉄骨・木造の混構造を考慮した施工計画および取合部の詳細検討│岡崎悟士 ……28 構造デザインMAP2022│空間構造デザイン研究室 ……30 【特別記事】 解体移築可能な木造モジュールを実現│青谷敏男 ……336 【連載】 高強度・太径鉄筋を用いた実務配筋マニュアル 第7回◆高強度・太径鉄筋関連のSABTEC技術評価工法(1)│益尾 潔 ……38 新時代を拓く最新施工技術 第167回◆「世界がまだ見ぬボールパーク」を「世界がまだ見ぬ技術」でつくる│黒田陽史 ……132 建築関連最新判例の解説 第119回◆土地売買にあたって,活断層の存在に関する調査・説明義務は存するか│秋野卓生 ……144 建築 千思万考 第4回◆組立家屋│清野 明 ……148 施工者に幸あれ 第143回◆工学院大学名誉教授・宮澤健二 建築の倫理を探る!│朝倉幸子 ……154 自走する構想 第32回◆まちづくりとのかかわり方│遠藤克彦 ……155 一言居士◆建築学と木材学のはざまの木質構造│槌本敬大 ……143 ザ・ブックス◆スミツグイエ 東日本大震災からの古民家復興│君塚健太郎 著 能登英貴 評 ……146 【TECHNICAL View】 コンクリート中鉄筋の腐食状態を非破壊で測定する鉄筋腐食測定機 ……42 カーボンリサイクル・コンクリートを構造部材に初適用 ……43 精度の高い施工図をBIMから自動出力システム ……45 RCS構法で設計自由度の拡大とコスト低減・工期短縮 ……46 場所打ちコンクリート杭杭支持層到達確認システム ……47 【MACRO & MICRO】 トピックス+セミナー+コンペ・コンテスト+企業情報+イベント・ギャラリー+ブックス ……151 【BRI news & topics】 令和4年度における主な国際連携・国際貢献および国際地震工学研修 ……156 【BUIL TECH】 もりだくさんのホットな製品情報········140 【表紙】 AEAJ Green Terrace 設計:隈研吾建築都市設計事務所 撮影:大野 繁 デザイン:箕浦 卓(M's SPACE) 構造設計者は建築家から提案された空間イメージ、構造形式、種別をもとにインプットした情報を自身の中で整理をして、アウトプットとして構造案を提案する。情報の中にはその時々で流動性がある建物概要などの外的要因と固定度の高い自身の趣味嗜好などの内的要因の二つがあると思うが、思考の過程が紹介されることは少ない。本特集では、空間と構造デザインに焦点を当て、建築家と摺合せをする中で構造設計者の拘りが事例としてできあがった最終案にどのようにして影響を与えているのか本特集で紹介する。また、構造デザインの可能性を拡げ、構造設計者を手助けするツールもあわせて紹介する。 【architectural design】 バイオフィリアプレイス /新居千秋都市建築設計 Ski Chalet Izumikawa/腰越耕太建築設計事務所 ※建築技術特集「特集:拡がる木造建築の今」は,公益社団法人日本建築士会連合会および一般社団法人建設業振興基金の継続職能開発(CPD)の自習型研修プログラムです。単位の取得を希望される方は,CPD情報システムにアクセスして本誌の設問に解答してください。